お知らせ・コラムNews・Column

佐賀市 うえの歯科 > お知らせ・コラム一覧 > 夜は何時まで食べていい?秋の夜長の過ごし方

夜は何時まで食べていい?秋の夜長の過ごし方

だんだんと秋らしくなったこのごろ、日が暮れるのも一段と
早くなってきました。うえの歯科の衛生士 田中です。

 

夜長を過ごすとき、ついついお菓子などダラダラ食べてませんか?
寝る間際まで、食べるのはNG
できたら、2時間前までに食べることは、ひかえましょう。

 

生活習慣としてよくないから、ということで言っているのではありません。
食事やおやつなどを口にするとお口の中が酸性に傾きます。
そして歯の表面からカルシウムやリン酸などの成分などが
溶け出していきます。
これを「脱灰」といいます。

では夜食をとっている人がむし歯だらけで・・・という話は聞いたことが
ありませんよね。それは人間には修復機能があるからです。
溶け出したカルシウム分などを再び歯の表面に戻すことを「再石灰化」と
いいます。
概ね食事をして元の状態に戻るのに食後40分間はかかります。
そのため食事の時間を含めて2時間は・・・というのは、食事の前の
状態の歯になるのにそのくらい時間がかかりますということなのです。

この大事な役目をしてくれるのが、唾液なのです。
睡眠中は、特に唾液の分泌が少なくなります。
唾液の流出量は食事の時に4ml/分。
安静時で0.3ml/分。そして睡眠中は0.1ml以下/分。
いかに少ないかが分かりますね。

当然少ないので、この間の歯の修復はあまり期待できません。
また、当然唾液の流出量が少ないので、お口の中の細菌が
唾液によって洗い流されないために、増殖します。

 

ですから、寝る間際までの飲食を控え、お口の中を中性に戻して、
そしてむし歯菌などを含むばい菌数を減らすために歯磨きは
しっかりしてやすみましょう。

秋の夜長を快適に過ごしましょう。

 

 

トップへ戻る